夢の古本屋さん。

2016.11.21 21:41 | EDIT

鉄道が走りめぐる前の、町の中心が駅周辺ではなかった頃に栄えていた商店が、住宅街にひっそりと今も名残りを感じさせながらぽつぽつと存在している町はきっと日本中のあちこちにあるのではないでしょうか。


わたしの生まれ育った町もそうで、家の近所にはかつて、酒屋さん、八百屋さん、魚屋さん、生活雑貨や調味料などを揃える今のコンビニような雑貨屋さん、布団屋さんに米屋さんと、どんな商店もそろっていました。


その中に畳4、5畳ぐらいの、お店というよりは書庫のような、レジのカウンターも本に埋もれているような古本屋さんがありました。


両脇の壁に本棚がしつらえてあり、下段の前には文庫本や単行本が積まれていて、すっかり棚の中身が分からない状態だったような記憶があります。


レジのある棚の周りは要塞のように本が積まれていて、子どもでも気をつけて回れ右をしないとなりませんでした。


おこづかいを握りしめてたまに訪れ、難しい書名の単行本の山の中から、星新一や赤川次郎の名前を見つけだしては買いました。


その古本屋さんも、他の商店街の店舗と同じようにだいぶ前に閉店したのですが、そのお店がふたたび開店している夢をみました。


夢の話でごめんなさい。
でもとっても素敵な夢だったのです。


そのお店は、相変わらず間口もせまくて、外からは本で埋もれているように見えるですが、入ってみると奥にご主人と奥様の暮らす大きな古い家があって、和室には歴史を感じされる黒くなった木製の立派な本棚と、現実にはきっと存在しないのであろう、古くてめずらしい本がたくさん並んでいるのでした。


ご主人に、その本はいつの発行でどんな本だったのかという話を聞きながら、一体いくらで買えるのだろう、、、、と夢の中でも考ているのです。


今になって思い返してみるとその古本屋さんは、子どもでも読めるような本はとても安価に置いていたように思います。


そんなことを思っていると、七月堂古書部初代店長、田村治芳さんの、

「ささやかながら、未熟ながら、
 皆様の書棚となるべく奮闘努力いたしております
 探索書などがございましたら、かわっておさがしいたします。
 ぜひ一度おたちよりください、
 間口一間半、店の名前を七月堂。
 いつでもおこしくださいませ。」

という言葉が、ふわりと脳裏に色濃く浮きあがってくるのです。


すっかり忘れていたけれど、かつて通った小さな古本屋さんに、今になって教えてもらうことがたくさんあります。


今でもシャッターの閉められたままの古本屋さんの、奥にはたくさんの本が所狭しと立派に積まれている妄想は、本当にそうなのかもしれないと思っておこうと思っております。



スポンサーサイト

Category: よもやま
Permanent Link | Comment(0) | Trackback(0) | PageTop↑

ぎっくりして、晩夏。

2016.10.05 21:27 | EDIT

若い頃から腰が痛くなりやすかったのですが、ストレッチをしたりマッサージに行ったりして、なんとかひどくならずに過ごしてまいりましたが、この夏ついに整形外科の門を叩かざるを得ないほどの痛みに悪化いたしました。


昨年の古書部設立より、デスクワークや主婦業が主だった、運動不足も甚だしい人間が、本の詰まったダンボールを持ち上げたり下げたり掘り返したりしていたわけですから、いやーーーな予感はしておりましたよ、ええ。


むしろよく一年の間ぎっくりいかなかったものだとも思います。


予防には腹筋を鍛えて「自然のコルセット」を強化することが一番らしく、不思議なもので、最近寝る前などにかすかに腹筋が筋肉痛になっていることに気づきます。


まだ腰痛がありますので腹筋は鍛えていないのですが、自然と日頃の動きから腹筋を使うようになっているのですね。


ぎっくりいって何が一番困ったかって、気の強い愛犬と、強気なエル姫の喧嘩を止めに入る時に「やめなさ…!あいたたたたーーコラァーーあいたた~~!!」となってしまった事でした。


程度はあれど、腰を酷使しない仕事ってないんじゃないかと思います。
どうぞ皆様もご自愛ください。



Category: よもやま
Permanent Link | Comment(0) | Trackback(0) | PageTop↑

電球を買いに行ってケーキとドーナツを買って帰る。

2016.06.30 21:15 | EDIT

二日ほどまえから読書灯の電球がきれていました。


タブレットのアプリ、懐中電灯で寝る前の読書をしておりましたが、
どうも白々しくて落ち着かないし、
本もやたらと光るし、
タブレットがめちゃくちゃ熱くなるし、
昼間なんかは用足しをして部屋に戻ると、
なぜか年老いた愛犬が部屋の隅でかすかに震えていて、
なにごとかと思って見回すと、
読書灯のスタンドカバーがゴロンと上をむいて転がっており、
まるで大きな口を開いた生き物のように見えたので、
高くってもいい、
すぐにコンビニに電球を買いに行こうと愛犬を抱きしめながら心にきめて、
一日のパソコン仕事をおえた足で近所のコンビニまで行ったところ、
チーズケーキと世界のキッチンの飴と、
昨日の入荷だからと値引きされている丸丸した茄子と、
ホイップドーナツを買ってとても満足し、
足取りも軽く帰路につきました。


電球がないよって気づいたのはこのずっと後のこと。
そんなに疲れがたまっているわけでもないのになと思いながら、
もう一度コンビニへ行って、
こんどこそLEDの高い電球と栄養ドリンクを買って帰り、
寝る前の読書時間に思いを馳せている今でございます。




Category: よもやま
Permanent Link | Comment(0) | Trackback(0) | PageTop↑

勤務体制のこと。どうでもいいお話でごめんなさい。

2016.06.21 21:10 | EDIT

会社の都合と私の個人的な都合のおりあいもあり、
とてもフレキシブルな勤務体制をとらせていただいております。

事務所と自宅、どちらでも働けるようになっていて、
長いこと在宅で働いてきておりました。


古書部の作業で出社する機会がふえましても、
急に空間が広がるわけでもなくデスクのない状態で作業してまいりました。
出社の時は古書部雑貨部の資料をぜんぶ持っていくという事態に。

今でも正確にはデスクはなく、
今後また編集室の引っ越しなど会社の都合もでてきますので、
事務所に出社する時間がまた減りそうな予感です。


ということで、土日祝日が事務所へ出社できる主な予定となりそうです。
Instagramを担当しておりますので、
そちらで交流のある方でもし私と話してみようじゃないか!
というありがたい方がいらっしゃいましたら、
DMなどでご来店をお知らせいただけたら幸いです。
出られる時は参上いたしますし、
私もぜひ皆様とお話できればと思っております。


特に雑貨部のことでご来店してくださる方は、
ご連絡いただけたらと思います。
お手数をおかけいたしますが、
どうぞよろしくお願いいたします。


Category: よもやま
Permanent Link | Comment(0) | Trackback(0) | PageTop↑

TBSラジオばかり聴いています。

2016.05.16 20:36 | EDIT

ここ何年かの間にラジオを聴くようになったのは、
「安住紳一郎の日曜天国」が声を出して笑ってしまうほどおもしろかったからなのです。


その影響もあって、
ラジオをつけるとTBSが流れ始めるわけで、
おもしろければそのまま聴いてしまっている。


事務所の出勤前に支度をしながら聴くのが、
「ジェーン・スー生活は踊る」。


家で仕事ををしながら聴くとなると、
その前の「伊集院光とらじおと」からになる。


夜は「荻上チキ・session22」。
内容が興味を惹かれることが多いので、
安眠に導かれはしないのですが、
知ってよかったと思えるお話がたくさん。


金曜日の「菊地成孔の粋な夜電波」は、
菊地さんの選曲した心地よい音楽が中心なので、
本を読みながら、眠ろうとしながら聴くのにとてもいい。
すごくいい。


毎日曜日の9:58にアラームをセットして楽しみにしている、
10:00から始まる「安住紳一郎の日曜天国」は、
日曜日に古書部のオープンを決めたがゆえに移動や準備をすることが多くなってしまい、
ゆっくり聴く機会が減ってきている。


この対策を練ることが、
プライベートでは目下の悩みなのです。

Category: よもやま
Permanent Link | Comment(0) | Trackback(0) | PageTop↑

 | HOME |  Next Page »

プロフィール

shichigatsudo

Author:shichigatsudo
七月堂は創業1973年
東京都世田谷区の片隅で、本や同人誌の印刷と主に詩集を出版している小さな会社です

営業日:月~金曜日
10時~12時 13時~18時
土日祝日:不定期営業 13時~18時

最新コメント

検索フォーム

ブロとも申請フォーム